明けましておめでとうございます。
みなさんは正月中、ゆっくりできましたか。それとも、旅行などで充実した日々だったでしょうか。
私はといえば、人波が苦手なものですから出来る限りコタツで丸くなっていました。
暇そうにだらけている姿に何か感じ入るものがあったのでしょうか。人なつこい野良猫が隙あれば部屋に入ってくるようになりました。
首根っこをつかんで外に放りだしても、私がちょっと外に出るたびにするりと入ってきてしまいます。そのうち、障子を破ってでも入ってきてはコタツ布団に丸まるものですから、根負けし、コタツの一角を明け渡すこととなりました。その猫も正月を過ぎると家に入ってこなくなるのですから不思議です。
さて、今年は、ブログに生徒の作文をじゃんじゃか載せていく予定です。
まずは、去年のクリスマスを書いた、ほほえましい作文をどうぞ。
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うれしかったクリスマス
三年 女子
「やったぁ。今日はクリスマスイブだぁ」
とよろこびました。
その日の夜はチキンを食べました。ジューシーでおいしかったです。
夜は雨がふっていて寒かったです。わたしは、
「サンタさん大丈夫かな?」
と心配になりました。
そして八時すぎごろ。
「リンリン」
すずの音が外から聞こえてきました。だから外をのぞいてみるとサンタさんがいました。サンタさんは、となりの家の人に自転車をあげていました。
「やばっ。はじめて見た」
とおどろきました。わたしが手をふったらサンタさんも手をふってくれました。
そして次の日……。わたしがたのんだ3DSの「ハッピーホームデザイナー」というカセットがないか探しました。まくらもとを探してみた。ない。ベッドを探してみた。ない。一かいに下りて寒いリビングを見た。ない。げんかんを探してみた。ない。寒いけど外も探してみた。ない。
「あぁ。サンタさんこなかったかぁ」
とがっかりしました。そしてもう一度ベッドをしっかり探しました。すると、プレゼントがありました。
「やったぁ。ありがとうサンタさん」
と感謝しました。すると、
「え。これ、もしかして……」
わたしがほしかったけどたのまなかったリーダーライターという物も箱に入っていました。
「マジありがとう。サンタさん」
とまた感謝しました。
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サンタさんと出会う場面に、私も読んでいてビックリです。
プレゼントを探すときの「~を探してみた。ない。」の繰り返しには表現の工夫もあって、作文を教える身としてはうれしくなります。
そして地の文の落ち着いた雰囲気に対しセリフの「やばっ」や「マジありがとう」がいい味を出しています。
クリスマスをテーマにした作文は、まだまだあります。もう一つ、次回の更新で紹介したいと思います。